- 社労士試験の勉強を始めたいけど、独学か予備校・通信講座か迷っている
- 講座が多すぎて選べない
- どれが良いのか判断がつかない
社労士試験の勉強を始めるときに最初に迷うのが「どうやって勉強するか」。様々な資格予備校・通信講座が社労士試験対策講座を扱っています。今の時代、インターネットで情報は得られますが、「結局どれが良いのか分からない」なんて人は多いんじゃないでしょうか。
私が勉強を始めるときも複数の講座で1週間以上迷いました。最終的には「自分にとってベストな選択はどれか」を基準にしてクレアールを選びましたが、結果的に正しい選択だったと思っています。
100%自分に合った講座を選べる人はいませんし、いざカリキュラムを始めてみると当初の想定と違うことは多々あるものですが、完璧は無理でも、大きな失敗を避けることは可能です。
今回は予備校・通信講座選びを迷っている人に向けて、選び方のコツや考え方を紹介します。
予備校・通信講座選びのヒントにしてください。
全体像は以下の通り。
- 基本的に予備校や通信講座をオススメします。
- 自分の好み、勉強に避ける時間等を把握
- どんな学習方針が合うのか目星をつける
- 経験者は自分の弱点の把握も
- インターネットや資料請求で情報を得る
- 「自分に合う講座かどうか」を重視
- 自己分析が足りないならStep1に戻る
- あとは決断するだけ
- 候補がなくなったなら条件を考え直す
- ある程度の妥協は必要
- カリキュラムに従って勉強を進める
- 他の予備校・通信講座に目移りしない
- 想定と違う点は工夫して乗り越える
Step0:予備校・通信講座は使う方が良い
勉強を始めるにあたって最初に立ちはだかるのが「独学か予備校・通信講座か」問題。このブログでは特段の事情がないかぎり予備校や通信講座を利用することをオススメします。
- 社労士試験は重要なのはどこを覚えるか
- 費用面も実は大差ない
- 法改正や白書対策等、その年ならではの情報を確実に得られる
- 時間の節約になる
- 教材は来年以降も使える
「可能なら予備校や通信講座を使いたいけれど申し込めていない」人の大半は講座にかかる費用が原因だと思います。確かに受講料は高額ですが、資格試験の費用を抑える一番の方法は1回で合格すること。不合格になると翌年の試験対策のための新しい教材代、次回の受験料がかかるだけでなく、自分の時間も勉強時間に使うことになります。
社労士試験は範囲が膨大で、手を広げようと思えばどこまででも広げられる試験。その上合格率1桁台の難関です。予備校や通信講座を使って少しでも合格率を高められるのであれば利用した方が学習効率的にも費用的にも有利です。
内部リンク(作成中):予備校や通信講座をオススメする理由
Step1:まずは自己分析が大切
適したカリキュラムの目星をつける
予備校や通信講座を選ぶにあたって自己分析は一番大事。
カリキュラムの強み・特色は資格予備校・通信講座により様々ですが、ちゃんと使いこなせるならどんな講座でも合格は可能です。そうすると「ちゃんと使いこなせるかどうか」、つまり「自分に合うか合わないか」を判断するのが重要。判断のためには自分の学習スタイルを理解している必要があります。
- 講義重視か教材重視か
- インプット重視かアウトプット重視か
- 同じ問題を繰り返すか色んな問題に挑戦するか
- どんなタイプの講師が合うか
- どれだけ学習時間が取れるか
- どれだけ集中が続くか
- 勉強習慣が身についているか
- 自宅で勉強できるか自習室が必要か
- 大手が良いかマイナーでも良いか
各項目を自分の場合に当てはめて深堀すれば、どんな講座が適しているか見えてきます。
- 講義を聞く時間は最小限にして、問題を解いて知識をつけたい
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講義時間が短めで、答練に力を入れている講座を探す
- 家では集中できないので、勉強ができる場所を確保したい
-
自習室のある予備校がベストだが、近くのカフェが勉強しやすいので通信講座でも問題ない
「法律の勉強をした経験があるかどうか」は敢えて除きました。社労士試験は法的な思考力を問う試験ではないため、大きなアドバンテージにはならないからです。条文を読みなれていることが多少有利という程度なので、「法律の勉強経験があった方が良いが、あまり重要ではない」と考えています。
内部リンク(作成中):自己分析
本番経験者は弱点の分析もする
本試験の受験経験がある人は、上記に加えて自分の弱点も分析してください。
- 年金科目が苦手
- 判例や事例問題に弱い
- 選択式対策が足りなかった
自分の弱点がはっきりしていれば、具体的な内容に踏み込んで講座選びができます。弱点が分からない場合、一番の方法は直近で受けた本試験の敗因を分析すること。
勉強する内容が分かっているのは経験者の強み。落ちた試験を見返すのは辛いですが活かさない手はありません。
内部リンク(作成中):2年目以降の講座の選び方
Step2:各予備校・通信講座について知る
自己分析がある程度できたら各予備校や通信講座について調べていきます。
- インターネットで検索
- 資料請求
- 公式の相談窓口へ問い合わせ
- 使用した人の経験談を聞く
上の項目ほど調べるのは容易ですが概要しか分からず、下の項目ほど詳しい情報が得られますが調べるのが大変になります。
特に「経験談を聞く」は気になっている予備校・通信講座を使用した人が周囲にいないと不可能。適した人が見つからない場合はTwitterがオススメです。受験生同士で活発に情報交換がされているので、気になっている教材を使用している方が必ず見つかります。
自分から声をかけるのはハードルが高い場合は、「クレアールの教材について気になっています!」みたいにツイートすると色んな人がコメントしてくれますよ。
内部リンク(作成中):オススメのサイト・アプリ等
比較の基準は「自分に合うかどうか」
大切なのは「合格しやすいかどうか」を基準にせず、「自分に合った講座かどうか」を基準にして考えること。公表されている合格率や評判だけで選ぶのは間違いの元です。
講座比較のときに考える項目は以下のとおり。
- コンセプトと勉強方針が合うか
- 講師の解説・キャラクターが合いそうか
- 教材が使いやすそうか
- (通学の場合)校舎に通いやすいか、自習室が使いやすいか
- (経験者の場合)弱点の克服ができそうか
予備校や通信講座の特色を調べて、抜けがあるようであれば改めて自己分析に戻って考えるのも有効です。
内部リンク(作成中):予備校・講座の比較をする
講義の雰囲気を掴みたいときはyoutubeを利用するのがオススメです。最近は多くの予備校・通信講座がyoutubeチャンネルを運営していて、体験講義を複数視聴できる会社も沢山あります。
youtubeを独学勉強に生かして少ない教材で合格を勝ち取る猛者も稀にいたりします。このブログではオススメしませんが・・・
内部リンク(作成中):社労士試験関係のyoutubeオススメチャンネル
Step3:自分に合いそうな講座を選ぶ
Step1,2を踏まえて検討しても、複数の予備校・通信講座が候補として残る場合もあります。そこまで検討して絞ったならどの講座を選んでも合っている可能性大です。後は決断するだけ。
逆に「自分の条件を満たす講座が見つからない」という人もいるかもしれませんが、すべての条件を満たす予備校・通信講座が存在する人はほぼいません。
- 講義やテキストは良いけど隙間時間に学習する教材がない
-
他のアプリやWebサイトを活用する
- 選択対策をしたいがあまり充実していない
-
妥協できないなら他の予備校や通信講座を検討する。そうでないならオプション講義や市販の問題集で補う
賃貸物件を選ぶようなもので、条件を欲張りすぎると候補がなくなります。誰にでも合う予備校・通信講座が存在しない以上、ある程度は妥協することも必要です。
Step4:選んだ講座を信じて勉強する
予備校・通信講座を決めたらカリキュラムを信じて勉強を進めてください。
勉強を進めていると当初の想定と違う部分も出てくるかもしれません。
- 講師の解説が思ったよりシンプルだった
- 白書対策にもっと力を入れていると思っていた
- 自習室の予約があまりとれない
しかし、むしろ想定外が発生しない人の方が少数派です。
- 解説がシンプル ⇒ 追加質問や自分で調べて解消する
- 白書対策 ⇒ 市販教材やオプション講座で補う
- 自習室 ⇒ 近所のカフェ等、他に通いやすい場所を探す
隣の芝は青く見えるもの
勉強を進めていると一度は出くわすのが「選ばなかった予備校・通信講座の方が良かったんじゃないか」問題。
クレアールは受験生全体では少数派なので、「もっと多くの人が取ってる講座の方が良かったんじゃないか」と思うことは私もありました。
しかし自身が選んだ予備校・通信講座は、悪い部分も含めた詳しい情報を知っている状態。一方で他の講座は外から聞こえてくる良い評判だけを聞いている状態です。他の講座の方が良く見えるのはある意味当然かもしれません。
自分の選んだ予備校・通信講座を信じられない状態は、何となくや周囲の評判で予備校・通信講座を選んでしまった人に起こりがち。その意味でもStep1,2で自分に合う講座をしっかり検討しておくことが非常に大切です。
一番良くないのは点数が伸びない原因を予備校・通信講座のせいにすること。同じカリキュラムで合格している人が過去に沢山いる以上、点数が伸びないのはカリキュラムが悪いのではなく、使い方や勉強方法に問題があると言わざるを得ません。
北村先生も「点数が伸びないのは頭が悪いんじゃなくてやり方が悪いせい」とよく言っていました。厳しい言葉ですがそう考えると対策のしようがあると思いませんか?
予備校・通信講座選びは最初の1歩。後悔しないように選ぼう
今回は予備校・通信講座の選び方について解説しました。
- 基本的には独学より予備校・通信講座がオススメ
- 選ぶ基準は「自分に合う講座」
- 選んだあとはカリキュラムを信じて勉強する。目移りしない
予備校や通信講座にかかる費用は高額。選び方を間違えても他の講座に変えることは難しい人が大半だと思います。
一方で、予備校・通信講座が目指しているゴールはどこも同じ。受験生に本試験で合格するための力をつけてもらうことです。どの予備校も同じ過去問を分析・研究してカリキュラムを組んでいる以上、根幹に大きな違いはなく、細部が違うだけなのかもしれません。
最終的には自分がした決断を信じて勉強を続けることが合格への一番の近道です。
このブログでは初学者・経験者両方にオススメできる通信講座としてクレアールを紹介しています。実際に使った感想や良かった点を詳しく解説しているので、「Step2:予備校・通信講座ごとの特徴を知る」の一助になれば幸いです。
内部リンク:クレアール社労士講座を紹介!初学者にも経験者にもオススメの通信講座です。