- 勝つ!社労士受験ってどう?
- テーマ別対策の教材を探してる
- 基本問題をたくさん解きたい
『勝つ!社労士受験』は苦手分野の対策に最適なシリーズです。社労士試験は2年目以降になるとメインで使用している予備校・通信講座以外にも教材を追加したくなるもの。私も例外に漏れず、2年目の受験となった2023年は、
- メイン:クレアールの中級コース
- サブ1:月刊社労士受験
- サブ2:勝つ!社労士受験
というラインナップで勉強していました。
結果、2023年の本試験では選択式37点、択一式54点(自己採点)という満足のいく結果を残すことができました。
勝つ!社労士受験を使ってなかったらここまでの点数は取れなかったと思います。
今回は苦手分野やメイン教材の不足を補うのに最適な勝つ!社労士受験の紹介です。
勝つ!社労士受験は月刊社労士受験の別冊シリーズ
勝つ!社労士受験は労働調査会という出版社が発刊する社労士試験対策本。立ち位置としては同出版社が発行している月刊社労士受験の別冊シリーズとなっています。
月刊社労士受験は年によって特集の内容が変わりますが、勝つ!社労士受験は毎年同じものを7種類発刊。
タイトル | 著者 | 発売日 | ページ数 | 問題数(概算) | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|---|
過去問題集 | 山川靖樹の社労士予備校 | 2022年12月12日 | 541頁 | 過去問5年分 | 2,860円 |
〇×答練 | 山川靖樹の社労士予備校 (監修:小林勇) | 2022年11月25日 | 181頁 | 全700問超 (一問一答) | 1,320円 |
横断整理 | 富田 朗 | 2022年12月9日 | 136頁 | 省略 | 1,320円 |
判例・通達 | 北村 庄吾 | 2023年1月20日 | 176頁 | 省略 | 1,320円 |
選択式対策 | 北村 庄吾 | 2023年2月26日 | 141頁 | 5空欄×135問 | 1,320円 |
予想問題(2024年版発売なし) | 富田 朗 | 2023年3月11日 | 147頁 | 選択2回分 五肢択一1回分 | 1,320円 |
一般常識 | 北村 庄吾・小森 靖人 | 2023年4月10日 | 146頁 | 100問 (一問一答) | 1,320円 |
過去問題集を除き、価格は月刊社労士受験1冊分と同じです。
勝つ!社労士受験のメリット5選
実際に使用して感じた勝つ!社労士受験のメリットはこの5つ。
テーマごとに選べる
7種類1つ1つが独立しているので、自分に必要なものだけ購入すればOK。
- 択一式の点数を強化したい:〇×答練
- 選択式を克服したい:選択式対策
- 一般常識が苦手:一般常識対策
という風に、目的に合わせて必要なテーマを選択できます。
教材を追加するときに気を付けたいのが、増やし過ぎてキャパオーバーになってしまうこと。特にシリーズものの教材を追加する場合、当初思っていたよりも分量が多くなりがちです。
勝つ!社労士受験は1冊だけを追加するのもありなので自分が使える時間に合わせて1冊ずつ追加できるのがサブ教材として優秀な点です。
基本論点メイン
勝つ!社労士受験は基本的な問題がメイン。載っている問題の大半がメイン教材に掲載されているか、過去問で見たことがある問題で構成されています。本試験のレベルも逸脱しておらず、繰り返しこなせばその分だけ本番の点数にも反映されるようなちょうど良いレベルのテキスト・問題集です。
勝つ!社労士受験の本編である月刊社労士受験は中上級者向けです。応用論点も多く載っているので、使い方を間違えてしまうと逆効果になる可能性もあるので注意が必要です。
1冊で全科目網羅
勝つ!社労士受験1冊はページ数が極端に多いわけではないですが、全シリーズに労働基準法から一般常識まで、全ての科目が掲載されています(一般常識対策を除く。)。そのため短時間で社労士試験の全範囲を学習することができるので、知識のメンテナンスに最適です。
予備校や通信講座のカリキュラムの弱点の一つが、全科目に触れる機会がなかなかないこと。基礎講義は1科目に数週間かかり、答練の時期でも1週間で1科目くらいのペースが標準です。社労士試験には全部で7科目あるので、労働基準法から始めた場合に1週間に1科目だと最後の科目にたどり着くには1か月半かかります。社会保険科目まで終わらせたら労働科目のことなんて覚えてない、なんて悩みは多くの受験生が1度は感じたことがあるんじゃないでしょうか。
また、似た論点が出てくると前の科目と整理しきれず混乱する、という状況が多々発生するのが社労士試験の辛いところ。比較整理をしようにも時間が空いてどの科目のどの問題と区別がついていないかがそもそも分からない、という経験は私も何度もありました。
勝つ!社労士受験は全科目の基本論点に満遍なく触れるには最適な分量です。
既に受験経験があって、前年までの知識を衰えさせたくない2年目以降受験生にはうってつけです。
持ち運びが楽
学習が進むとテキストの量が多くなるのが難関試験の地味な悩みどころ。勝つ!社労士受験はコンパクトに全科目がまとまっているので、持ち運びが楽になります。
外で勉強するとき、念のためと思って大量にテキストや問題集を持っていったら荷物が多くなって大変だった、なんて経験は誰でも1度はあると思います。
勝つ!社労士受験の中で最も厚みがあるのが〇×答練(過去問題集を除く。)がおよそ180ページです。勝つ!社労士受験には解説がメインのものと問題がメインのものがありますが、問題がメインの冊子の場合、1冊あれば1日分の勉強には十分な分量。持参する問題集の量が減り、荷物量の削減になります。
全ての科目が掲載されているので、例えば「年金科目だけは1日10問だけでも解きたい。でもメインの教材だと厚くて重い」という人にはうってつけ。メインで勉強したい科目をメイン教材の問題集、他の科目を少しだけやるために勝つ!社労士受験をサブとして用意すれば持ち歩くテキストの量は減り、学習計画としても非常にバランスのとれた戦略になります。
安価
勝つ!社労士受験は税込で1冊1,320円(過去問題集のみ2,860円)。本編の月刊社労士受験1冊分と同じ価格です。
必要な分だけ揃えられるのが勝つ!社労士受験の良いところですが、仮に過去問題集以外の6冊すべて揃えても1万円を切る価格です。
6冊買って予備校や通信講座のオプション講座1個分だと考えるとかなりお買い得ではないでしょうか。もちろん購入する数を減らせばさらに必要な額は下がります。
私は必要な投資と割り切って過去問題集以外の全てを購入しました。あまり使わないものもありましたが結果的には購入判断をして良かったと思っています。
デメリット3選
反対にデメリットと感じたのがこの3点。
網羅性に欠ける
月刊社労士受験でも最初に挙げた欠点です。過去問題集含め、勝つ!社労士受験7冊を全て完璧にしたら合格できるかと言われれば私はNoだと思います。
サッと全科目を復習できるということは、裏を返せば問題数が少ないということ。過去問10~15年分と見比べれば、このシリーズだけでは押さえきれない問題がたくさん出てきます。
本試験を突破するには勝つ!社労士受験だけでは問題量が少ない、というのが私の感想。あくまでも苦手克服、基礎力強化のための+αとして位置づけるのがオススメです。
統一性がない
基本論点がメインなのはどれも同じですが、レイアウトや構成はそれぞれバラバラです。
市販教材のシリーズを1つに統一するメリットが、構成が同じで使い勝手が変わらないこと。TACの労働基準法の過去問題集を使い慣れた人にとっては、労働災害補償保険法もTACの過去問題集が一番使いやすいはずです。
勝つ!社労士受験は作りが統一されてないので1つ1つ使い勝手も違います。著者も異なり、この講師の解説は合わないなんてこともあるかもしれません。それぞれ効率的な使い方、自分にあった使い方を考える必要があります。
逆を言えば〇×答練が合わなくても選択式対策は合う、という可能性もあります。
白黒印刷
悲しいかな、全テーマ簡素な白黒印刷という点だけは統一されています。受験生なら誰もが使ったことのある赤シートが使える赤文字印刷もありません。イラストもなく図解も少なめなので、文章ばかりの教材は苦手、という人には合わないんじゃないでしょうか。
解説は丁寧なので内容はバッチリですが。。。
勝つ!社労士受験はテーマによって特徴が異なる
私は勝つ!社労士受験を大きく3分類で考えています。
- 問題演習メイン
- 解説メイン
- 問題・解説半々
オススメは問題演習メインの3冊です。
【オススメ】問題演習メインの3冊は繰り返し解く価値あり
〇×答練は全科目の復習に最適な一問一答形式
- ×が正解の問題がメイン
- 使いやすい構成
- 早い時期から全科目復習に使える
〇×答練は基本問題が各科目20~30ページほど、一問一答の形式で掲載されています。
労働経済・白書の問題は含まれていません。
著者は山川靖樹の社労士予備校。ご所属されている小林勇講師が監修されています。
小林講師は本編の月刊社労士受験でも基本論点メインの問題を集めた連載を担当されている先生。条文をベースに、基本論点を中心に聞いてくる癖のない問題構成が得意です。月刊社労士受験のこの連載はとても良い内容で、私も1年間繰り返し解いた連載でした。
内部リンク:全科目基本答練(作成中)
構成としては見開き右側に問題が、めくった次のページの左側に解答解説が掲載されています。
- すぐ答えが確認できる
- 赤シートを使って隠す必要もなし
- 白黒印刷の問題集の中ではベストな構成
勝つ!社労士受験は1枚1枚の紙も厚めでしっかりしているので、答えが透けて見える心配もありません。
この問題集最大の特徴は、ほとんどの問題の正解が「×」であること。
2023年の実績であり、2024年以降も同じかどうかは定かではありません。
「×」が正解の文章の場合、
- どの箇所が間違っているか
- どう直せば正しい文章になるか
を判断しないといけないため、「〇」が正解の問題よりも力がつき復習しやすいので、あえて「×」が正解の問題ばかりになっているのは高評価です。
発売日が11月末で、勝つ!社労士受験の中では早めに発売されるのもポイント。2年目以降の受験生にとって、基礎講義が労働科目の段階で全科目をサラッと復習できる問題集が手に入るのは大きなメリットじゃないでしょうか。
購入した6冊の中でも一番繰り返したのがこの〇×答練でした。
選択式対策は基本条文を狭く、深く読む練習に
- 選択式が大事な科目の演習を増やせる
- ちょうど良い難易度
- 〇×答練と併用して知識のメンテナンスに活用
選択式対策はページの上部に5空欄の問題、下部に解説と解答が記載された構成の問題集です。
著者はクレアールの北村庄吾先生。「7割得点を目指し、満点は目指さない。でも80%の人が取れる問題は100%正解する」をモットーにした「非常識合格法」を提唱している先生です。
内部リンク:【クレアール社労士講座】カリキュラムの本質!非常識合格法について解説
どの科目も均等に15題ずつ掲載されています。勉強時間が少なくなりがちで、選択式対策が大切な
- 労働安全衛生法
- 労務管理その他労働に関する一般常識
- 社会保険に関する一般常識
の対策をしっかりこなすことが出来ます。
私はこの3科目は選択式に特化した対策は必須だと思っています。
問題のレベル感は簡単すぎず難しすぎずの丁度良い難易度。北村先生のポリシー通り基本論点がメインですが、たまに5空欄の中で1つ細かい部分を聞いてくる、という印象です。全科目をコンパクトにまとめてくれているので、〇×答練と併用して知識のメンテナンスに使うにはもってこいです。
巻末には選択式の解法テクニックが詳細に記載されています。頼り切るのはNGですが、一読の価値ありです。
解説は少な目で簡潔なので、しっかり確認したい部分はメイン教材の該当箇所に戻って確認することをオススメします。
内部リンク:選択式対策(作成中)
(2024年版は発売無し)予想問題集は基本問題メインの模試
予想問題集は一言で言うと市販模試です。著者は『うかる!社労士』シリーズの富田朗先生。各科目選択式が5空欄×2題、択一式が五肢択一式で10題ずつ掲載されています。
レベル感としては本試験と同程度。労働科目は本試験よりやや易しめかもしれません。
良くも悪くも普通の模試形式の問題集。やって良かったとは思いますが大絶賛、というほどではなかった印象です。1、320円で買える1回分の市販模試(選択式は2回分)と思っていただければ大丈夫です。
解説メインの2冊はよくまとまった補助テキスト
横断整理と判例・通達は解説がメイン。情報量も多く補助テキストとして最適です。
私自身にとってはあまり出番のない2冊だったので、評価も辛口です。ご承知おきください。
横断整理
社労士試験の勉強をしていれば誰もが一度は耳にする勉強方法が横断整理。各科目で似た規定が多く出てくる社労士試験とは相性抜群の論点整理です。
内部リンク:横断整理について解説!クレアールの非常識合格法と相性抜群です
この本では総則等、賃金等、通則、給付、費用、雑則等の6つのパートに分けて各科目の類似論点を整理しています。6つのパートはさらに各チャプターに細分化、表にして各論点をまとめた後、確認問題として一問一答形式、穴埋め形式の過去問題が掲載されています。
- 横断整理のテキストを持っていない
- メインの予備校・通信講座に横断整理の講座がない、または取る予定がない
- 白黒に抵抗がない
という方にオススメです。
私自身はクレアールの講義に横断整理が含まれており、そもそも横断整理の勉強方法が得意でなかったため使いこなせなかった教材です。
判例・通達
判例・通達はその名の通り各科目の判例や重要通達をまとめた教材。著者はクレアールの北村庄吾講師です。
- 科目ごとに判例・重要通達の解説
- 解説のうち判例の一部が穴埋め問題
- 解説の後に過去問から引用した一問一答の練習問題
判例や通達をどのくらい載せるかは各予備校・通信講座の方針によって大きく異なるところ。メイン教材に掲載されている量では足りない、と感じる人にはこのテキストが補助として最適です。
私自身は全科目の判例をまとめていることに注目していましたが、判例が掲載されているのはやはり労働科目。社会保険科目はほとんどが通達の解説だったため少し期待外れでした。
クレアールのテキストは情報量の多さが売り。判例・通達に掲載されている内容はクレアールのテキストでも網羅されていて、確認問題もクレアールの過去問題集で対応できると判断したのでこちらも使用頻度は低いまま終わってしまいました。
解説と問題が半々だが満足度は高め
一般常識は全体の3/4が解説、問題部分は残りの1/4のみですが、
- 問題が後半にまとまっている
- 過去問の引用ではないオリジナル問題
- そもそも一般常識は他科目と比べて問題演習が少なくなりがち
以上の3点から問題演習部分の価値が高いと考え、あえて横断整理や判例・通達とは分けてご紹介します。
- 前半は労一(法令)、社一(法令)、労働経済・白書の解説がそれぞれ40ページずつ
- 後半に労一30問、社一30問、労働経済・白書40問(全て一問一答形式)が掲載
著者は北村庄吾講師と小森靖人講師。北村講師は選択式対策の部分でご紹介したので、こちらでは小森講師のご紹介。
小森講師は北村講師が運営する社労士受験生向けサイト「最短最速非常識合格法」で受験指導をされている講師です。クレアールの講義そのものに登壇はされませんが、クレアールの強みの一つである回数無制限のメールによる質問への回答もご担当されています。
「最短最速非常識合格法」は社労士試験に役立つコンテンツが満載で、クレアール受講生以外の方も使う価値ありのサイトです。
内部リンク:最短最速非常識合格法(作成中)
一般常識は、問題演習の部分をメインに使用しました。
- 労一、社一ともに法令解説の部分はほぼ使わず、メイン教材のテキストで情報集約
- 労働経済、白書のページは情報集約のメインに使おうと思うも、見たい統計が載っていないことが何回かあり諦める
ちなみに労働経済、白書は最終的にTACの合格テキストをメインテキストとして活用することにしましたが、たどり着くまで割と迷走しました。
内部リンク:【深追い厳禁】白書・統計対策について解説!基準点割れ回避が最優先
一般常識はただでさえ問題演習が少なくなりがちなので、労働経済・白書を含め100問掲載されているのは貴重な問題集。全体をざっと復習するにも重宝するので、問題部分が1/4しかないにしても活躍してくれたと感じています。
過去問題集はオススメしない
個人的には過去問題集は以下の2点からあまりオススメしません。
- 5年分では足りない
- 5年分であればメイン教材で補える
5年分では足りない
勝つ!社労士受験の過去問題集だけで過去問演習を済ませようと思っている人がいれば、私はすかさずストップをかけます。
5年分というと、1科目につき選択式を25空欄、択一式を250肢しか解いたことになりません。膨大な範囲の社労士試験、これだけでははっきり言って不十分です。
足りない意味を込めてあえて「250肢しか」と書きました。
個人的には5年分の倍の10年分くらいが過去問演習の最低限必要なラインと考えるので、市販の過去問題集を購入するのであれば少なくとも10年分は載っているものをオススメします。
紙にこだわらない人であれば「過去問ランド」というサイトを利用するのも手です。
内部リンク:過去問ランド(作成中)
5年分であればメイン教材でも補える
勝つ!社労士受験はあくまでサブ教材。メイン教材をある程度しっかりこなしたうえで、
- 基本問題の演習を増やす
- 苦手な論点を克服する
ために使用する教材であるという位置づけをしています。
そう考えた場合、直近5年分の過去問題はメイン教材ですでに目にしている人が多いんじゃないでしょうか。
各予備校・通信講座・市販教材も当然過去問をベースに教材やカリキュラムを作成しています。直近5年分の本試験の内容はカリキュラムに反映されていると考えるのが普通です。
なので5年分ではメイン教材とかぶる可能性大。それであればわざわざサブ教材で増やす必要はないんじゃないかな、というのが私の見解です。
ちなみにしゃろべん白書でメイン教材としてオススメしているクレアールの過去問題集には20年分の過去問題が掲載されています。解説は毎年の法改正も反映しているうえに使いやすい構成で、過去問研究を重視したクレアールの目玉ともいえる問題集です。
内部リンク:【クレアール社労士講座】神テキスト揃い!オリジナル教材について解説
オススメの人4選
私は過去問題集を除き6テーマ全て購入しましたが、横断整理と判例・通達は自分のニーズに合わずあまり活用できませんでした。また、月刊社労士受験も年間定期購読を申し込んでいたので、
- 勝つ!社労士受験の発売日
- 月刊社労士受験の新しい月号の到着
- クレアールの基礎講義の開講
3つが重なった時期は全てこなすのは割と大変でした。
「社労士試験の勉強のしすぎで社労士試験の勉強時間がなくなったから、泣く泣く社労士試験の勉強時間を削って社労士試験の勉強をした、みたいになってました(謎」
勝つ!社労士受験は月刊社労士受験を購読していなくても問題なく使用可能です。むしろ連動していると思って購入してもあまりメリットはありません。
月刊社労士受験については年間定期購読をオススメします。目的にもよりますが、月刊社労士受験を3冊購入するのであれば、勝つ!社労士受験を3冊購入した方が年間通して活躍する教材になると思います。
内部リンク:定期購読のススメ(作成中)
また、1冊1冊内容が全く異なるので、自分のニーズに合うもの、自分にとって使いやすいものを購入することが大切です。
1冊1,320円と比較的安価なので、迷うのであれば購入して、合わないと感じたら使わないで置いておく、という選択もあり。7,8月頃に「気になっていたもう1冊を早めに購入しておけば良かった・・・」となるよりはずっと健全です。
オススメの使用方法はオリジナル問題メイン
詳細な使用方法は各テーマの記事で解説しますが、勝つ!社労士受験のオススメの使用方法は
- オリジナル問題は繰り返し解く
- 過去問の引用、解説メインの部分は使わない
の2点に尽きます。
オリジナル問題は繰り返し解く
勝つ!社労士受験に掲載されている問題はほとんどが基本論点。本試験でそのまま出てもおかしくない難易度なので、しっかりマスターして損はありません。
ごくたまに基本テキストに掲載されていないような論点が出てきますが、そういう問題は例外として軽く流します。
- 2回解いて両方正解した問題は放置
- 2回とも間違えた問題は集中して復習
- 1回正解、1回間違えた問題は他の科目と混乱してないか確認
という風に、メリハリをつけてこなしていけば、高速で全科目の復習ができるサブ教材の出来上がりです。
過去問の引用、解説メインの部分は使わない
過去問の引用や解説メインの部分はメイン教材を使用することを徹底し、重複する内容をあえてやる必要はないと判断していました。
情報をどこに集約するかは徹底的にこだわっていました。私の場合、4月頃クレアールから届くコンプリーションノートを情報の集約、テキスト読みのベースとして愛用し、コンプリーションノートに掲載されている情報だけで本試験には合格できると判断していたのが、解説部分を使用しなかった理由です。
内部リンク:コンプリーションノート(作成中)
重複する部分はメイン教材だけを活用したおかげで、学習時間を効率的に使い、書き込みを一つのテキストにまとめることが出来たと感じています。
購入は公式サイトにこだわる必要なし
購入は全国の書店やAmazonなどの送料無料の通販サイトなど、お好きなところからで大丈夫です。公式サイトからは1冊ずつ定価でしか購入できず、送料も発生するのでメリットがありません。
私は普段から楽天ポイントを使用しており、楽天ブックスでは発売日前から予約可能だったので、ポイントが多めにつく日に楽天ブックスから予約購入していました。
ちなみに月刊社労士受験は公式サイトから年間定期購読を申し込むのがオススメです。毎月下旬に自宅へ郵送される上に、価格も1冊分割安になります。
内部リンク:【月刊社労士受験】選択式・基準点割れ対策にオススメの月刊誌です
勝つ!社労士受験で苦手なテーマを上手に克服!
今回は月刊社労士受験の別冊である勝つ!社労士受験についてご紹介しました。
- テーマごとに選べる
- 基本論点メイン
- 1冊で全科目網羅
- 持ち運びが楽
- 安価
- 克服したいテーマがある
- 定期的に全科目に触れたい
- 基本問題を+αしたい
- 教材を追加する時間がある
勝つ!社労士受験は月刊社労士受験の別冊シリーズの位置づけですが、本編とは全くの別物。全科目の基本論点をテーマごとにまとめた良書です。
1つ1つが独立しているので、必要な分だけ追加しやすいのもサブ教材として優秀なポイント。
基礎力強化、苦手テーマの克服にピッタリの勝つ!社労士受験は、直前期まで繰り返し使える教材を探している人には是非オススメのシリーズ。気になる方は是非書店で手に取ってみてください。